今から半世紀以上前、園舎が立つ予定だった地は、たいへんなぬかるみだったそうです。
そこで思い浮かんだのが、「川を渡る旅人を救われた聖人(神さまを担いで川を渡った聖人)・聖クリストファ」の名前だったそうです。
一人ひとりを見つめ、尊敬・尊重し、抱きしめる・・・そんなあたたかで丁寧な保育、命と人格を大切にする保育を目指しています。
一人ひとりを大切にする・・・それは何も大げさなことではなく、何気ない毎日の生活の中で、ほんの少し心を配ることから始まると思います。
たとえば朝、子どもたちを迎えるときに「おはよう」と言うだけでなく「○○ちゃん、おはようございます」ときちんと一人ひとりの名前を呼び、立ち止まって笑顔で挨拶をすること。お部屋の中に、いつも小さなお花を飾ること。
お休みしたお友達のために「△△ちゃんのお病気が早く良くなりますように」とみんなでお祈りすること。
すれ違ったりお話しするときに笑顔をかわしたり、手をつないだり、そっとなでたりする…
子どもたちが「自分は愛されている」という喜び感じることができるよう、思い・言葉・仕草・まなざし・ふれあい・心づかい、様々な形で伝えたいと思っています。 そして卒園してもなお、うれしいとき、悲しいとき、どんなときでもここに帰って来られるように、両手を広げて待っていたいと思っています。